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| 〜 うつと更年期 〜 「うつ」は心の風那 |
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男性更年期世代のひとたちに「うつ」がまん延しています。
(なにしろいまや「うつ」は「心の風邪」とまでいわれるようになっているのです)。
その原因のひとつとして考えられるのが男性更年期障害。ホルモンの減少によって、こころの免疫力が落ちてしまい、「うつ」になる場合があるのです。現在、あきらかにうつ病なのにもかかわらず、自分では「落ち込んでいるだけだ」と思いこみ、うつ病との自覚はなく医者にはかかっていない、そんな「潜在的うつ病患者」が、激増中だといいます。
初台関谷神経科クリニック関谷透院長の『よくわかる最新医学うつ病』によれば、WHO(世界保健機構)の報告でも世界の人口の3〜5%はうつ病にかかっているといわれているといいます。(これを日本の人口にあてはめると、360〜600万人! 30人にひとり、新幹線なら1両に3人はうつ病にかかっていることになります)
最近ではうつ人口の増加にともなって、うつの種類も多様化し、病気としてのうつと、なやみとしてのうつ気分のあいだの境界線があいまいになってきているようだともいわれています。
本物のうつ病とは自分自身がうつであることになやみくるしんでいること、社会生活がいとなめていないこと、そのことに自覚がないこと、第三者からみてもそのひとの社会生活が乱れていること、こうした症状がそろえば、まず間違いなくうつ病だというらしいのです。さらに、食欲不振、不眠、早朝覚醒(まだ外が暗い明けがた前に目がさめること)などが代表的であり、頭痛や便秘、ED(勃起障害)などの症状も同時にみられるといいます。また、作業能率がわるくなり、性的欲求の減退、やる気の喪失などが兆候としてみられ、そうしているうちに自分はおしまいだというような絶望感につつまれてしまうそうです。
うつ病ではないけれど、精神的な落ちこみが持続的に続く症状を「うつ状態」といいます。また、そこまでひどい症状はないのに自分はうつだと装っているかのような「自称うつ」とよばれる人々も増えてきているといいます。
「うつ病」「うつ状態」「自称うつ」の境界線は、あまりにもあいまいで複雑化しているため、どのように対処すべきかも判断がむずかしく、治療もしにくくなっているといわれています。
(たしかに、この年代の男性にとっては、仕事の面でも働きざかり。現在はリストラなどの不吉な風が吹きまくり、職場の雰囲気もなごやかなものではないかもしれません。とくに高度成長期から変化している時代の波に対応できないひとはキビシイのかも)
うつ病は気持ちだけの問題ではありません。ストレスなどの影響をうけて、脳内の活性細胞が停滞することにより発症する、という病気のメカニズムもあきらかにされています。これにはやはり医師の「治療」が必要となるのです。現在は単に投薬だけでなく、心理療法も併用する治療が多いようです。しかし一般にはこうした症状も、「気のもちようでなんとでもなるんじゃないの」と片づけられてしまうことが多いのではないでしょうか。
「うつ」になってもそのなやみを妻(パートナー)に話さないし、話しても理解されないばあいが多いのです。夫婦(パートナー)間で理解をすることが回復への近道だといわれています。更年期によるホルモン減少が「うつ」の原因かもしれません。気になるかたは医師の診断をうけたほうがいいかもしれません。
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